OPRO X Server のリクエストを受け付けるゲートウェイ (CGI / サーブレット) に対し、Web ブラウザからリクエストし、OPRO X Server で生成したドキュメントを FAX で送信する方法について記述します。
事前に OPRO X Server のセットアップ・動作確認 の作業が完了している必要があります。
ご使用のライセンスが、FAX 送信機能が使用可能なものかどうかを確認して下さい。
OPRO X Server のシリアル番号を変更する場合は、ODCAW.xmlの<SERIAL>要素を書き換え、OPRO X Server を再起動してください。
[OXS_HOME]/conf/ODCAW.xml で、FAX 送信のための設定を行います。通常は、以下の赤で記された項目のみで問題ありません。
※ ODCAW.xml編集後は、OPRO X Server を再起動してください。
OPRO X Server がドキュメントを生成するには、OPRO X Designer で設計したテンプレートファイル (.oxt) が必要となります。
ここでは、簡単なテンプレート(Labelを一つ配置しただけのもので構いません)を用意してください。
作成したテンプレート(.oxt)を、「IN_FILE ディレクトリの作成」で作成したディレクトリに配置してください。
例えば、OPRO X Serverを呼び出すインターフェイスとしてCGIを使用しており、URLが「http://127.0.0.1/scripts/odcaw2_cgi.exe」である場合、Template1.oxtから生成したドキュメントを FAX 送信するためのリクエスト内容は、以下のようになります。
それぞれのパラメータに対する値は、以下のように指定してください。
パラメータ | 値 |
---|---|
DO | 「実行」を意味する「ex」を指定してください。 |
OP | 「imagioを使ったFAX送信」を意味する「fxi」を指定してください。 |
UN | ODCAW.xmlの、MFP_RICOH_INFOで設定したユーザ名を指定してください。ここでは「ADMIN」を指定しています。 |
PW | ODCAW.xmlの、MFP_RICOH_INFOで設定したパスワードを指定してください。ここでは「admin」を指定しています。 |
TS0 | ODCAW.xmlの、MFP_RICOH_INFOで設定したURLのnameを指定してください。ここでは「DEFAULT」を指定しています。 |
DN0_0 | デバイス名(複合機名)を指定してください。 ※ 指定しない場合は、最初に認識した、対応する複合機を使用します。 ※ OPRO X Server が使用可能な複合機のリストは、DO=pl&OP=fxi&TS0=DEFAULT&ES=odds(TS0=DEFAULTの場合)というリクエストで取得できます。 |
FN0_0 | 送信先FAX番号を指定してください。 |
TP | テンプレート名を指定してください。ここでは「Template1」を指定しています。 |
ES | 「実行サービス名」として「odds」を指定してください。 |
※ FAX 送信のためのパラメータはこの他にもあります。詳しくは CGI / サーブレット パラメータリスト もしくは、OPRO X Designer のサンプル HTMLを参照してください。
上記のリクエストを実行すると、Web ブラウザに以下のような画面が表示されます。