OPRO X Server のリクエストを受け付けるゲートウェイ (CGI / サーブレット) に対し、Web ブラウザからリクエストし、OPRO X Server で生成したドキュメントを FAX で送信する方法について記述します。
事前に OPRO X Server のセットアップ・動作確認 の作業が完了している必要があります。
ご使用のライセンスが、FAX 送信機能が使用可能なものかどうかを確認して下さい。
OPRO X Server のシリアル番号を変更する場合は、ODCAW.xmlの<SERIAL>要素を書き換え、OPRO X Server を再起動してください。
※1 OPRO X Server が稼働する環境にインストールされていることが必要です。
VOISTAGEマルチメディアカード/マルチメディアボックス同梱の取扱説明書、VOISTAGEマルチメディアカード基本ソフトウェア Ver.7.00 SP2 同梱のインストールマニュアルに従って、セットアップしてください。
必ずこの段階で動作確認を行い、正常に発呼できる状態にしてください。
なお、弊社では、VOISTAGE のセットアップに関するお問い合わせにはお答えできません。販売元のサポート窓口へお問い合わせください。
「VOISTAGE」をお使いの場合、OPRO X Serverをサービス起動していると、「ローカル システム アカウント」以外では使用できませんのでご注意ください。
(OPRO X Serverをバッチ起動している場合は、起動アカウントはWindowsにログオンしているユーザになりますが、サービス起動ではありませんので、問題なくVOISTAGEを使用できます)
[OXS_HOME]/conf/ODCAW.xml で、FAX 送信のための設定を行います。通常は、以下の赤で記された項目のみで問題ありません。
※ ODCAW.xml編集後は、OPRO X Server を再起動してください。
〜中略〜
※ この手順は、VOISTAGEマルチメディアカード基本ソフトウェア を「C:\VOISTAGE」以外にインストールした場合のみに必要です。
設定が完了したら、net_opro_faxsender_vs_VSSender.iniを上書き保存し、閉じます。
OPRO X Server の CGI/サーブレットに対して、ウェブブラウザで以下のリクエストを行います。
※「TS0=DEFAULT」の部分は、ODCAW.xmlの、OIFS_INFOで設定したURLのnameを指定してください。
例えば、以下のようなURLをウェブブラウザで実行します。
表示された画面に、「VOISTAGE」と記載されていれば、OXS と VOISTAGE は正常に接続されています。
OPRO X Server がドキュメントを生成するには、OPRO X Designer で設計したテンプレートファイル (.oxt) が必要となります。
ここでは、簡単なテンプレート(Labelを一つ配置しただけのもので構いません)を用意してください。
作成したテンプレート(.oxt)を、「IN_FILE ディレクトリの作成」で作成したディレクトリに配置してください。
例えば、OPRO X Serverを呼び出すインターフェイスとしてCGIを使用しており、URLが「http://127.0.0.1/scripts/odcaw2_cgi.exe」である場合、Template1.oxtから生成したドキュメントを FAX 送信するためのリクエスト内容は、以下のようになります。
それぞれのパラメータに対する値は、以下のように指定してください。
パラメータ | 値 |
---|---|
DO | 「実行」を意味する「ex」を指定してください。 |
OP | 「FAX送信」を意味する「fx」を指定してください。 |
UN | ODCAW.xmlの、OIFS_INFOで設定したユーザ名を指定してください。ここでは「ADMIN」を指定しています。 |
PW | ODCAW.xmlの、OIFS_INFOで設定したパスワードを指定してください。ここでは「admin」を指定しています。 |
TS0 | ODCAW.xmlの、OIFS_INFOで設定したURLのnameを指定してください。ここでは「DEFAULT」を指定しています。 |
FN0_0 | 送信先FAX番号を指定してください。 |
TP | テンプレート名を指定してください。ここでは「Template1」を指定しています。 |
ES | 「実行サービス名」として「odds」を指定してください。 |
※ FAX 送信のためのパラメータはこの他にもあります。詳しくは CGI / サーブレット パラメータリスト もしくは、OPRO X Designer のサンプル HTMLを参照してください。
上記のリクエストを実行すると、Web ブラウザに以下のような画面が表示されます。
必ずYESに設定してください。
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